入力スピードだけが音声認識ソフトの魅力では無い?
個人的には、入力スピード以外の魅力、例えばタイピングでは意外と腕や肩が疲れるがそれがなくなるとか、音声を文字に起こす際に聞いたものをそのまま口に出すだけで文字になるとか、単純にゲームみたいで楽しいとか、がいろいろあります。
とは言え、やはり入力スピードが速くなるのでは、というのが多くの人が求める効果ではないでしょうか。
そこで、実際に例文を使ってどのくらいの入力スピードが出せるのか、試してみたいと思います。
音声認識ソフトで1分間に200文字は可能か?
タイピングスピードアップに関するウェブサイトを見ていると、どうやら1分間に200文字を目指そう、というものが多くありました。
もし、音声認識ソフトで1分間に200文字が可能になれば、多くのトップタイピストと同じ位の入力速度を、ソフトを買って使うだけで手に入れることができます。
そんなわけで、例文を探してみました。参考にさせていただいたのは、タイピング練習1分間に200文字を目指して というサイトです。
その中に課題文があったので、試してみました。
参考にしたのは、課題1の1番上「ミシュランガイド東京2008 」より抜粋、の文章です
まずは、キーボード入力で何分かかるか測ってみます。
ミシュランの調査員は、一般の客に提供される料理の素材の質やサービスを評価するため、定期的にレストランでホテルの匿名調査を行っている。自費で支払いを済ませ、時にはその後、より詳しい情報を得るために名乗ることもある。ガイドの読者のコメントも価値ある情報源となっており、それに基づき調査員が再度調査を行うことができる。
結果は 1:02.7 秒でした。
156文字/62.7秒 ×60秒 =149.3文字/分
やばい、私自分が思っているより、キーボードでの入力スピードが速いことがわかりました。
では次に、音声入力で何分かかるか計ってみます。
ミシュランの調査員は、一般の客に提供される料理の素材の質やサービスを評価するため、定期的にレストランでホテルの匿名調査を行っている。自費で支払いを済ませ、ときにはその後、より詳しい情報を得るために名乗ることもあるはるガイドの読者のコメントも価値ある情報源となっており、それに基づき調査員が再度調査を行うことができる。
あえて修正をせず入力をしてみました。
結果は 35.2 秒でした。
156文字/35.2秒 ×60秒 =265.9文字/分
おおー、修正なしで読み切った分、なかなかの数値が出ました。
実際に音声認識ソフトを使う場合はどうすればいいのか
ちなみに、間違ったところの修正については、音声だけで直すよりも手入力を併用したほうが早いのかなと思います。
やはりどうしても音声だけで修正しようと思うと難しい部分が出てきます。とはいえ、音声認識で入力することが目的ではなく、あくまで入力速度の向上が目的ですので、フレキシブルに対応すれば良いと思います。
どちらにしろ、 1分間に100文字入力できない方が音声認識ソフト使いこなせれば、かなりの効果が実感できるのではないでしょうか。
私の場合、仮に修正等の作業してキーボード入力と同じくらいのスピードになったとしても、入力自体が楽しいことや、キーボード入力の煩雑さがないので、使う価値があるなと思ってます。
正直、実際に数値測ってみると音声認識ソフトを使いこなすことでかなりの入力速度が目指せるのではないかと思います。
タイピングで1分間に200文字入力となると、おそらく私の場合かな入力も視野に入れなければならないと思っています。
ちなみに、アナウンサーの場合は1分間に350文字から400文字話せると言われています。
音声認識ソフトをトレーニングして、しゃべりも鍛えれば、1分間に300文字超も夢ではないですね。