音声認識入力ソフトを比較検討されている方へ
この記事では、音声認識ソフトのドラゴンスピーチ11とamivoiceSP2を両方購入し、比較した結果を書いています。
実は、以前の記事では、様々な角度から比較・検討を加えた結果、AmiVoice SP2をおすすめしていました。
ところが、その時といくつか状況が変わり、私の中でも心境の変化が起きたので、改めて比較紹介記事を書かせていただきました。
音声認識ソフトを比較検討されている方、音声認識ソフトに興味のある方は、実際どの程度の精度があるのか、業務に扱えるのか、使っている人の評判はどうなのか、というところに興味があるのかと思います。
私もあれから情報収集し、気づいた点もありますので、皆様にお役に立てる情報を提供できればと思います。
音声認識入力ソフトを比較した当サイトのおすすめは?
2015年10月1日現在の当サイトでの結論は、『ドラゴンスピーチ11』です。
Amivoice SP2をお勧めしてた立場からドラゴンスピーチ11となった理由は以下の通りです。
- ドラゴンスピーチの価格改定及びLiteバージョンの追加により、かなりお求めやすくなったこと。
- Amivoice SP2を使うにつれ、誤変換及びが修正の手間が気になりだしたこと。
- 改めて比較したところそれぞれの有利な点、不利な点がより明確になったこと。
では、それぞれについて、順を追って検討していきます。
ドラゴンスピーチの価格改定およびLiteバージョンの追加
これから購入を検討してる方にとっては非常にインパクトのある変更点だと思います。
もともとジャストシステム版がお求めやすい価格で出ていたので、なんだかなあとは思っていたのですが、本家サイトでもそれに追随した形になります。とは言えまだまだジャストシステム版の方が通常版ではお求めやすい価格になっています。
(ずいぶん前からジャストシステム版が無くなりました。。。)
ここで登場するのがLiteバージョンです。
Liteバージョンとは何か、新しく出た割にはどこにもそれらしい説明が出ていません。しかも6月30日から追加されていたということですが、私自身今まで気づきませんでした。
あれだけ調べて見つからなかったのだから、おそらくこれから音声認識ソフトを導入したいとか、興味がある方は、Liteバージョンが何かという点は認識されていないと思います。
そう思って、公式ページに比較表を調べてみましたが、たぶん使ったことが無い人にとっては、「???」という感じだと思います。
公式ページの他社製品との比較(※ただしここにあるAmivoiceは旧バージョンになるため比較にならない事ご注意ください)
そこで、この比較表からノーマルバージョンとLiteバージョンの違いをピックアップしました。
- Bluetoothマイク対応
- プロファイルの高度な管理・編集
- (対応する録音)ファイル形式
- iPhoneをレコーダー利用
- Mircosoft Excelのフルコントロール
- ユーザーによるコマンドの追加
- ユーザーによるコマンドの編集
- ユーザー辞書の一部
それぞれの解説はまた別の記事を作成しようと思いますが、これらの機能はっきり言って必要ありません!
むしろ使わないどころか邪魔な機能も入っています( Excelのフルコントロール)
しかも、ファイル形式に至っては使いそうな形式(wmv)が増えています。
これで、価格が低いわけですから気になってる方にはお求めやすいのではと思います。
音声認識ソフト上での誤変換及び修正の手間
Amivoice SP2は入力については非常に心強いのです。
- 音声入力中に認識結果がリアルタイムで出る。
- 適当な間を空けると句読点が自動入力される。
- 録音音声の入力に対して、独自のエディタ機能がある。
ですから、特に使い始めについてはこの部分が私にとって非常にメリットがあり、 Amivoice SP2をひいきにしていました。
しかしですね、うまく入力できた場合は全く問題ないのですが、認識ミスが発生した際に非常に手間がかかることが判りました。
いくら認識結果がリアルタイムに出ても、 IMEやATOKのような文節区切りの間違いを直すことができないので、イラっとくるのはもちろん、誤変換のまま確定してしまうとAmivoice SP2がどんどんバカになってしまうのではないか、という不安に襲われました。
句読点の自動入力は非常に便利なのですが、ドラゴンスピーチでも「てん」 「まる」と発生することで充分対応できます。
また、録音音声の入力については、音声と認識結果(文字)が連動しているので、うまく認識できればその後の作業はしやすいです。しかし、録音音声の認識精度自体がそれほど良くないので、活用しづらいのが現状です。しかも、認識精度だけで言えばドラゴンスピーチの方が良いという結果も出ています。
そもそも、録音音声ファイルを音声認識ソフトによって文字化する、というのは、現時点ではオススメできません。素材がかなり限定されますし、テープ起こしを専門にやられる方については専用ソフトの方がいいと思います。
(このあたりの詳細は後日記事を作成する予定です。 )
もし、録音音声ファイルを音声認識ソフトで文字化するのであれば、音声を聞きながら読み上げる、という方法が良いです。そうなると、結局、操作性や認識精度から、ドラゴンスピーチに軍配が上がります。
ドラゴンスピーチおよびAmivoice SP2のメリットとデメリットを比較しました。
そのようなわけで、再度自分が書いた記事も読みながらドラゴンスピーチ11とAmivoice SP2のメリットデメリットおすすめポイントをご紹介します。
以前の記事でお伝えしたAmivoice SP2のメリットは以下の3つでした。
- 録音音声関係の機能が充実(書き起こしエディタ)
- 音声認識速度が速い(リアルタイム変換)
- ヘッドホンが安定している
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- 書き起こしエディタについては、使わない人には不要の機能です。(ToT)
- リアルタイム変換は、便利だけど、間違いが発生すると目も当てられない。(ToT)
- ヘッドホンは好みの問題。後からでも購入できるし、ドラゴンスピーチのヘッドホンでも能力は充分です。(-_-)
一方で、ドラゴンスピーチ11のメリットは以下の3つでした。
- 認識精度が高い。
- 文字の修正や他のソフトの操作も音声で行える。
- iPhone アプリが充実している。
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- 精度が高いので、誤変換や再修正のイライラから解放されます。\(^o^)/
- キーボードでの修正を極力減らせるので、脳が楽です。\(^o^)/
- iphoneアプリについては、必要性はほとんどありません。むしろLite版にはついてませんが、その分安くなるので、お得です(^_^)
当サイトが音声認識ソフトを比較した結果、おすすめするのは?!
ですから、今後何らかの録音音声ファイルを書き起こす作業がない方は、間違いなくドラゴンスピーチを利用した方がいいと思います。
恐らくフルバージョンは必要ないと思います。Liteバージョンをおすすめします。
なおマイクについては付属のもので充分です。ただし、頻繁に使う予定があるのであれば、改めて購入してください。その際、安いものはお勧めできません。できればUSB経由のものをお使いいただくといいと思います。
一通り各製品のアマゾンでのリンクを作成しましたので、よろしければご利用ください。
(価格は税別で、2017年6月10日現在のものです:)
ダウンロード版のお得感が半端ないので、おすすめですね。
Liteバージョンにもダウンロード版が出ていますので、より導入しやすくなっていると思います。
ドラゴンスピーチ11
ドラゴンスピーチ11 Lite 日本語版
(14,148 ヘッドセットマイク付属です)
(公式店以外から上記より安い価格のものも出品されています。ご自身のご判断でご購入いただければと思います。)
ドラゴンスピーチ 11 Lite ダウンロード版 [ダウンロード]
(10,680 )
ドラゴンスピーチ 11 日本語版
(23,232 ヘッドセットマイク付属です)
(公式店だと、24,948)
ドラゴンスピーチ 11 Standard ダウンロード版 [ダウンロード]
(17,978)
Amivoice SP2
AmiVoice SP2 [ダウンロード]@amazon
(15,049)
ダウンロード版(公式サイト)
(15,120)
エムシーツー 音声認識ソフト AmiVoice SP2 USBマイク付
(18,907)
エムシーツー 音声認識ソフト AmiVoice SP2 USBマイク無
(15,049)
なお、この記事についてはコメントをチェックし返信させていただきたいと思っています。私が使っているドラゴンスピーチとAmivoice SP2について疑問のある方、こういうことを調べてほしいという方、是非ご連絡ください。
コメントにお応えさせていただくとともに、今後の記事作成の参考にさせていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いたします。
(なおこの記事は、一部の手入力を除きドラゴンスピーチ11を使って作成しました:利用率95%な感覚です。)